人気スニーカーブランドのなかでも、
とくにスケーターやサーファーから絶大な支持を得る「VANS（バンズ）」。
ストリートだけでなく幅広い世代に愛されるスニーカーとしても有名ですが、
一度経営破綻に陥り復活を遂げたという過去も・・
逆境を乗り越え、世界の頂点へ
VANS（バンズ）は、
1966年にポール・ヴァン・ドーレン氏とジム・ヴァン・ドーレン氏の兄弟が仲間と4人で始めたブランド。
VANSというブランド名には「ヴァンとその仲間たち」という意味があります。
バンズはカスタムオーダーの受注生産からスタートしています。
このとき作られたのが「オーセンティック」というモデルで、
希望のサイズと色のオーダーを受けてから製作を行う形を取っていました。
当時から現在までほぼ同じデザインだというから驚きです。
これがスケーターの間で話題になり、
バンズ人気はアメリカ西海岸から世界中に広がっていきました。
しかし1980年代に危機が訪れます。
店舗数の拡大や創業者ポール・ヴァン・ドーレン氏の退任などが重なり、
1984年に経営破綻。
ポール氏が社長に復帰し、全従業員に伝えた「3年間昇給はないかもしれない。
すべてをコストダウンしなければならないが、
品質は決して落としてはいけない」という言葉は有名です。
業績を回復したバンズは世界へ進出し、日本ではABCマートが販売権を獲得。
今や世界中で愛されるブランドに成長を遂げました。
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